パリ 移民の若者らが劇場を不法占拠 警察が追い出す

フランス・パリで、移民の若者らが劇場を3カ月以上、不法占拠していた問題で、警察が18日、若者たちを劇場から追い出しました。 パリ中心部にある劇場「ゲイテ・リリック」では、主にアフリカ出身のホームレスの若者らおよそ450人が3カ月以上、不法占拠し、運営ができない状態が続いていました。 裁判所が定めた今月12日の退去期限を過ぎても、占拠が続き、18日、警察が強制的に若者らを退去させました。 若者らの支援者を含む46人が逮捕され、9人がけがをしました。 ギニア出身の自称16歳 「行くところがなく、外で寝ていたが、この冬は本当に寒かったので、屋外で夜を過ごさなくて済むように屋根が必要だった。だから、『ゲイテ・リリック』を占拠するしか選択肢がなかった」 警察が18日の介入を予告していたため、劇場で寝泊まりしていた若者の多くは、前日の夜までに退去していました。 行政が用意した代わりの宿泊施設に移動したのは、6人のみだったということです。

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