「警視庁」が、「検事」が次々電話 金融庁職員かたる男に公園で現金 三田の71歳男性、4000万円詐欺被害 兵庫

23日午後、兵庫県三田市の無職男性(71)が「現金4千万円をだまし取られた」と県警三田署に届け出た。同署によると、男性は事件の共犯者として逮捕されるとだまされ、金融庁職員を名乗る男に現金を直接手渡すなど計約4千万円をだまし取られたといい、同署が特殊詐欺事件として調べる。 同署によると、2月11日、男性の自宅に自動音声の電話があった。指示された番号にかけ直すと、警視庁渋谷署の署員を名乗る男に「犯人を検挙したとき、あなた名義の通帳が出てきた」と告げられた。 さらに検事を名乗る男女に「犯人はあなたが共犯者と言っていて、逮捕状もある。現金を金融庁に見せないといけない」とうそを言われた。男性は同26日午後、三田市内の公園で金融庁職員をかたる男に現金2千万円を手渡したという。 さらに、LINE(ライン)でのやりとりが続き、3月3日から19日までの間、4回にわたって計2千万円を振り込んだ。男性はラインのメッセージが既読にならず、不審に思って同署に相談したという。

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