23日の朝早く、熊本市中央区の路上でタクシーの客が運転手に暴行を加え、運賃を払わず逃走した事件で、警察は24日、21歳の男を逮捕しました。 強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、熊本市中央区出水の派遣社員・亀田翔磨容疑者(21)です。警察によりますと、亀田容疑者は23日午前4時40分頃、乗車したタクシーの男性運転手(57)の首を絞め、突き飛ばすなどして、金を払わず逃走した疑いがもたれています。男性運転手は両手や左ひざに軽傷のけがをしました。 亀田容疑者は現場周辺に住んでいて、警察が周囲への聞き込みや逃走経路を調べ逮捕しました。警察によりますと、亀田容疑者は熊本市の繁華街で酒を飲んだ後、タクシーに乗車し、男性運転手から行動や態度について注意を受けたことで口論になったということです。 警察の調べに対し亀田容疑者は、「暴行したことは記憶にない」と一部否認していて、運賃を払わずに逃げた理由については「運転手の態度が気にくわなかった」と話しているということです。