熊本市中央区でタクシーの運転手が乗客から首を絞められ、暴行を受けるなどした事件の続報です。警察は現場から逃走していた男を24日昼すぎ、強盗致傷の疑いで逮捕しました。 強盗致傷の疑い逮捕されたのは、熊本市中央区出水に住む派遣社員 亀田 翔磨 容疑者(21)です。 警察によりますと、亀田容疑者は23日午前4時40分ごろ、中央区出水でタクシーの乗車料金1900円を免れるため、運転手の首を絞めたり、突き飛ばしたりして両手や左膝に軽傷を負わせた疑いが持たれています。 運転手からの通報で事件が発覚し、警察は現場周辺などで聞き込みや防犯カメラの捜査を行うなどして亀田容疑者を特定。 けさ、現場近くの自宅にいた亀田容疑者に任意同行を求め昼すぎに逮捕しました。 亀田容疑者は料金を支払わなかったことは認めているものの、「暴力をふるったことは覚えていない」と容疑を一部否認しているということです。 また、「運転手の態度が気に食わなかったので、料金を支払わずに逃げようと思った」と供述しています。 亀田容疑者は事件前、熊本市の繁華街で知人と酒を飲んだあと、通称「銀座通り」からタクシーに乗ったとみられていて、警察が詳しい状況を調べています。