袴田さんに刑事補償金2億円余交付へ 過去最高額に静岡地裁「捜査機関によるねつ造」重大

やり直しの裁判を経て去年無罪が確定した袴田巖さんに対する刑事補償金について、静岡地裁は補償の上限額となる2億円あまりの交付を決定しました。 59年前の事件で死刑が確定した袴田巖さんは、2024年9月やり直しの裁判を経て無罪が確定しました。 袴田さんが逮捕されてから2014年に釈放されるまでの期間は47年7カ月にのぼり、静岡地裁は3月24日付けで刑事補償金として2憶1700万円あまりを交付すると決定しました。 これは法律で定められた上限額の1日あたり1万2500円の交付で刑事補償金としては、過去最高額になるということです。 理由について静岡地裁は捜査機関による証拠のねつ造をあげています。 弁護団・小川秀世 弁護士: いままでの苦労に少しは報いることができるとは思うが、袴田さんにとっては2億円では償いきれない国家は過ちを犯した 弁護団は今後 検察や警察の責任を追及するため国と県に損害賠償を求める訴えを起こす方針です。

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