千葉県東金市にある県警察学校で3月28日、卒業式が行われ、厳しい訓練を乗り越えた若者たちが警察官としての第一歩を踏み出しました。 卒業を迎えたのは大学を卒業後、社会人経験を経て警察官を志した23歳から32歳の男女33人です。 2024年10月から半年間にわたり、法学や逮捕術など警察官としての基礎を身につけてきました。 代表者に卒業証書が手渡され、一人ひとりの配属先と名前が読み上げられると、卒業生たちは力強く返事をしていきました。 続いて、県警の宮沢忠孝本部長は、「いついかなるときも県民を危険から守るという熱い気持ちで職務に励んでほしい」と訓示しました。 式典後、卒業生は厳しい訓練をともにした教官や仲間と握手を交わし、それぞれの配属先に向けて出発。 28日から県内30の警察署で新たな一歩を踏み出します。 卒業生は― 「親族が犯罪被害に遭ったことがきっかけで、私も県民の被害に遭っている方々に対し、少しでも不安を解消してあげられる警察官になりたいと思い、いまここに立っている」 卒業生は― 「私は生活安全警察を志望しているので、女性や子どもを狙った犯罪対策に従事していきたい」