今年1月、在宅介護をしていた当時7歳の娘の人工呼吸器を外し窒息死させたとして44歳の母親が逮捕された事件について、福岡地検は28日、母親を殺人罪で起訴しました。 起訴状などによると、44歳の母親は今年1月、福岡市博多区の自宅マンションで、在宅介護をしていた当時7歳の女の子の人工呼吸器を外し窒息により死亡させたとされています。 警察によると、女の子は先天性の疾患のため、手足を動かすことがほとんどできず寝たきりの状態でした。 母親は事件当時、薬を大量に服用したとみられ同じ部屋に倒れていて、これまでの取り調べに「自分も死のうと思い、呼吸器を外しました」などと話していたということです。 福岡地検は母親の刑事責任を問えるか調べるため、今年1月から、約2か月間鑑定留置を実施。 そのうえで、刑事責任能力があると判断し、28日に母親を殺人罪で起訴しました。