ドゥテルテ氏の誕生日に連帯デモ 比「麻薬戦争」逮捕移送に賛否

【マニラ共同】フィリピンの薬物犯罪対策「麻薬戦争」に絡んで逮捕され、国際刑事裁判所(ICC)に引き渡されたドゥテルテ前大統領が28日、80歳の誕生日を迎えた。支持者らは南部ミンダナオ島を中心に前大統領との連帯を示す抗議運動を展開した。マニラでは麻薬戦争で超法規的に殺害された市民を追悼し有罪判決を求めるデモも実施。 ドゥテルテ氏はオランダ・ハーグで拘束中だがミンダナオ島では今も圧倒的な人気。マルコス大統領との政争の末に容疑者とされ不当に外国に追いやられたとの怒りが渦巻く。長女サラ副大統領もマルコス氏に報復する「殺し屋を雇った」との爆弾発言などで上院が7月に弾劾裁判にかける見通しだ。

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