街頭インタビューで中国出身の女性が話した内容を意図的に編集したとして27日に謝罪したバラエティー番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)が、さらなるトラブルに見舞われている。ミュージシャンの中孝介容疑者(44)が不同意性交容疑で逮捕された事件の影響で、現場は大わらわだという。いったい何があったのか。 中容疑者は28日、都内の銭湯の浴場内で男性にわいせつな行為をしたとして現行犯逮捕された。「地上で、もっとも優しい歌声」と称されるほどの美声で、根強いファンも多かっただけに、衝撃は広がるばかりだ。 所属事務所は公式サイトで「まずは、被害に遭われた方に心よりお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「弊社といたしましては、本件に関する報道を認識しておりますが、現在、本人との連絡が取れておらず、事実関係の確認を進めている状況です」と声明を発表した。 衝撃を受けているのは、意図的編集問題で番組存続の危機に立たされている「月曜から夜ふかし」も同じだ。なぜなら同番組の人気コーナーであるプロ棋士で投資家の桐谷広人さんの密着企画で、中容疑者の曲「サンサーラ」が使われているからだ。 「4月中旬に『夜ふかし』の特番が予定されており、そこに桐谷さんのコーナーがあります。メインで使うBGMは渡辺美里の『My Revolution』ですが、中容疑者の『サンサーラ』も一部で使用されている。番組は逮捕を受けて中容疑者の曲は使えないと判断。曲を差し替えるため、急な編集作業に追われています」(制作会社関係者) 「サンサーラ」の「生きて~る、生きている~」というスローなメロディーラインは哀愁漂わせる桐谷さんを表現するのにぴったりだっただけに、代替曲を探すのも大変だ。意図的編集問題に加えて突貫編集となり、番組としてはまさに泣きっ面に蜂だろう。