「106億円を熔かした男」こと、大王製紙の社長と会長を務め、カジノに自社の資金をつぎ込んで実刑判決を受けた東大法学部卒の井川意高(もとたか)氏(60)が21日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。「学歴マウントごっこ」との指摘に対し、一言でリアクションした。 井川氏は最近も含め、X上で大学名をあげるなどしてしばしば学歴や大学などに言及している。ただ、あるXユーザーが「Xで学歴マウントごっこ。虚しい。それしか誇れるものないの?誰もが知る有名人以外は、真実かどうかも分からないのに」と投稿すると、そのポストを引用。「ごめんなさい」と素直に”謝罪“した。 意外なリアクションに対し「井川さん面白い」「素敵っす」「この緩急が名投手の妙」「え?あれ??」「あ、謝り過ぎですよ井川さん…」「ギャップw」などとざまざまな反響の声が寄せられている。 井川氏は大王製紙の創業家に生まれ、筑波大付属駒場中高から東大法学部に進み卒業後、大王製紙に入社。42歳で5代目社長に就任も会長時代の10~11年、カジノでの使用目的で子会社7社から総額106億8000万円を借り入れていた事実が発覚。会社法違反(特別背任)の容疑で逮捕され、12年に懲役4年の実刑判決により、16年12月まで服役した。 出所後に書いた著書「熔ける 大王製紙会長 井川意高の懺悔録」がベストセラーになり、現在は自身のYouTubeチャンネルでも活動している。Xでは最近、自身がカジノにのめり込んだ「全盛期」の収支を再計算し、「約2兆円が負けた総額」と報告している。