パレスチナ人に対する暴力 ヨルダン川西岸地区で急増

ヨルダン川西岸地区、パレスチナ自治区、3月31日 (AP) ― イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区南部で3月28日、十数人のイスラエル人入植者がパレスチナ人部落を襲い、住民を棒や石で攻撃する様子が監視カメラに捉えられた。 この事件で、イスラエル警察と軍は後になって20人以上のパレスチナ人を逮捕したが、AP通信が入手した映像やパレスチナ人目撃証言は、イスラエル当局の説明と矛盾しているように見えた。 この映像は、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人が、現在頻繁に起きている指摘する入植者による暴行の類型を鮮明に映し出している。 パレスチナ人によれば、過激なユダヤ人入植者がパレスチナ人コミュニティを攻撃して制裁を受けることはめったにないが、これが逆だと、パレスチナ人は間違いなくイスラエル軍に検挙され、拘束されるという。 襲撃事件後、イスラエル警察は入植者に対する投石容疑でパレスチナ人22人を拘束。さらに、捜査のため連行したという。 ガザでの戦争の影響で、西岸地区での暴力が急増。イスラエル軍は大規模な軍事作戦を実施し、数百人のパレスチナ人を殺害し、数万人を避難させている。パレスチナ人によるイスラエル人への攻撃だけでなく、入植者による暴力も増加している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加