医療関連会社が約3.5億円の所得隠し コロナ検査キット事業めぐり 東京国税局が指摘

新型コロナウイルスの無料検査キット事業をめぐり、都内の医療関連会社が東京国税局からおよそ3億5000万円の所得隠しを指摘されていたことが分かりました。 所得隠しを指摘されたのは東京・中央区にある医療関連会社「ICheck」です。 関係者によりますと「ICheck」は2022年11月までのおよそ2年間で、PCR検査キットを卸す際に架空の運送費を計上し、およそ3億5000万円の所得を隠していたということです。 東京国税局による税務調査では費用に見合う数の検査キットを運送していた形跡が見つからず、取引先にウソの請求書を発行させていたことがわかったということで、追徴額は重加算税を含め、法人税などおよそ1億9000万円にのぼるということです。 「ICheck」をめぐっては、今年1月、PCR検査事業を巡る詐欺事件で元課長らが警視庁に逮捕されました。

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