最低制限価格の決定後、2時間以内に漏らしたか…佐々・官製談合事件で町長らを3人を送検【長崎】

佐々町が発注する公共工事をめぐる官製談合事件で29日に再逮捕された町長の古庄剛容疑者など3人が31日に送検されました。 官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで再逮捕され、長崎地検に身柄を送られたのは佐々町長の古庄剛 容疑者(77)です。 警察によりますと古庄容疑者は2024年6月、町立図書館の照明LED化工事の指名競争入札をめぐり、佐々町の元会社員 山口情二 容疑者(62)に最低制限価格に近い金額を伝えました。 そして、佐世保市原分町の会社役員 中島幹人 容疑者(68)が代表を務める建設会社に不正に落札させた疑いがもたれています。 佐々町によると、最低制限価格は入札当日の午前9時前に町長室で古庄容疑者を含む4人が非公開で決めていて、入札は価格の決定後、約2時間後に始まりました。 警察はこの間に古庄容疑者が価格を漏らしたとみています。 今後、贈収賄がなかったかなど本格的な調べを進める考えです。

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