浜松市で小学生4人が死傷した事故から31日で1週間です。現場では警察による実況見分が行われました。 ●梅田航平記者: 「1週間が経った事故現場には現在も痛々しい爪痕が残されています」 24日、浜松市中央区舘山寺町で軽トラックが女の子4人の自転車の列に後ろから突っ込みました。この事故で小学2年生の女子児童(8)が死亡したほか、小学生3人が重軽傷を負いました。 警察は軽トラックを運転していた男(78)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕し、その後過失運転致死傷に容疑を切り替えて、身柄を検察に送りました。 痛ましい事故から1週間。 午前、現場では警察による実況見分が行われました。 ●梅田航平記者: 「あちらの車には事故に巻き込まれた児童2人が乗っているのでしょうか。警察が道路を通行止めにして調べを進めています」 警察によりますと、けがをした3人のうち軽傷だった小学生2人から当時の状況を聞くなどして、現場の確認を進めているということです。 一方、亡くなった女子児童の葬儀が30日営まれ、父親が報道陣の取材に応じました。 ●児童の父親: 「葬儀は終わったけど変わらない。まだ生きていると思っているし、ひょこっと出てきそうな感じ」「8年間しか一緒にいれなかったけど、ありがとうって言いました」 お姫様の格好が好きだったという女子児童。最後は緑色のドレスを着せ、棺には好きだったお菓子や人形を入れたということです。 また重体だった児童の姉(小学4年生)の意識が戻り、妹の安否について何度も聞かれたそうですが。 ●児童の父親: 「本人も記憶が残っているようで、万全な体制、カウンセラーとかやった上で言わないとショックで危ないと言われている」 事故から1週間。男はこれまでの警察の調べで「ぶつかった当時の記憶がない」などと話していて、警察が事故原因を慎重に調べています。