県警不祥事 県議会で質疑 本部長「洗いざらい調べ尽くした」

一方、6日の県議会の一般質問では、県警の一連の不祥事をめぐる質疑が交わされました。 信頼回復に向けた県警の改革に関する質問で、「非違事案の組織的な隠ぺい等を根絶するための取り組み」を問われた県警の岩瀬聡本部長は次のように答弁しました。 【県警 岩瀬 聡 本部長】 「業務管理組織運営に資する研修会を実施するなど警察本部によるサポート体制をとっているところでございます。しかしながら警察本部と警察署間での連携などについてはいまだ不十分な面もあると認識しておりましてコミュニケーションを密にし連携の強化を引き続き図っていく必要があると考えております」 警察関係者が相次いで逮捕されたことを受け、県警が今年8月に発表した「再発防止策」の実効性についての質問に、岩瀬本部長は、「網羅的で包括的なもの」などと述べました。 【県民連合 福司山 宣介 議員】 「岩瀬本部長はこれまでの報告について各事案に納得をしているのかどうか。 私どもは県民も含めてかなりの割合で納得していないわけです」 【県警 岩瀬 聡 本部長】 「一つ一つの個別の事案については、徹底的な調査のうえで処分すべきは処分したということでありまして、そこについては全てを洗いざらいに調べ尽くしたというふうに我々としては考えております。私もそう考えております」 新たな事実も明らかになる中、信頼回復に向けて、真相解明と再発防止の実効性が求められています。

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