無罪が確定した不動産会社の元社長。逮捕・起訴を違法だったと認めなかった1審判決に控訴です。 『プレサンスコーポレーション』の元社長・山岸忍さん(62)は、学校法人の土地取引をめぐる巨額横領事件に関与したとして、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されたものの無罪が確定。「関係者に虚偽の供述を強要した結果なされた違法な逮捕・起訴だった」として、賠償を求めて国を提訴していました。 しかし、大阪地裁は3月、「山岸さんの故意や共謀が認められるとした当時の特捜部の見立て自体には一定の合理性があるし、山岸さんの関与を肯定した関係者の供述を信用できるとした判断も不合理ではなかった」などとして、請求を棄却。山岸さんはこの判決を不服として3月31日、控訴しました。 (山岸忍さんの代理人 中村和洋弁護士)「この事件で国家賠償が認められないんだったら、もうやりたい放題になってしまうので、何がなんでもこれは覆していきたい」