風俗勧誘リーダー逮捕 職安法違反容疑 数百人紹介か 博多署

福岡市のJR博多駅周辺などで女性を風俗業に勧誘したとしてスカウトの男7人が逮捕された事件で、福岡県警博多署は21日、女性を風俗店に紹介したとして職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで、スカウトグループ「COCO(ココ)プロダクション」のリーダー川崎祐哉容疑者(25)=住所不定=を新たに逮捕したと発表した。同プロダクションは県内最大規模のグループで、過去約3年の間に風俗店に数百人の女性を紹介したとみられる。
また、県迷惑防止条例違反(スカウト行為など)容疑で7月に逮捕していた男7人のうち4人も、21日までに職業安定法違反容疑で再逮捕した。川崎容疑者ら5人の逮捕、再逮捕容疑は5~7月、18~32歳の女性4人を福岡市・中洲や北九州市のソープランドに紹介した
疑い。
いずれも容疑を認めているという。署によると、再逮捕された4人のうち2人は同プロダクションに所属。メンバーが路上で
女性を勧誘し、川崎容疑者が県内外の知り合いの風俗店に女性の写真を送り、雇用先を見つけていたという。署は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入が減った女性を狙ったスカウト行為が横行しているとみて、一斉摘発に乗り出していた。店側から月100万円超の紹介料を受け取った容疑者もおり、稼ぎの一部が暴力団の資金源になっている可能性もあるとみて調べる。

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