大麻を所持したとして先月、逮捕・起訴された男性について、警察が証拠品とした大麻の鑑定結果が、別の事件で押収された大麻のものだったことがわかりました。 警察によりますと、今年1月、中警察署の捜査員が、中区に住む会社員の20代の男性から押収した大麻約1.9グラムを、 別の無関係の事件で押収した大麻約0.4グラムと、同じタイミングで科学捜査研究所に持ち込んだところ、取り違えが発生しました。 男性は先月18日に、麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、先月28日付けで起訴されていましたが、 その後、科捜研から返却された大麻を捜査員が確認し、取り違えていたことが発覚したということです。 名古屋地検は、7日、男性の起訴の取り消しを名古屋地裁に請求しました。 男性は逮捕当時、大麻の所持については容疑を認めていたということです。 愛知県警の薬物銃器対策課は、「誤認逮捕にもつながる事案と認識している」「原因を特定して再発防止策を講じる」としています。