元埼玉県警捜査1課警部補で犯罪コメンテーターの佐々木成三氏が8日、X(旧ツイッター)を更新。女優広末涼子(44)逮捕をめぐる「自称」報道について解説した。 佐々木氏は「逮捕された容疑者の名前が自称となる場合について」と切り出し、「現行犯で逮捕された際、容疑者が身分証明書を持っていないことは珍しくありません。その場合、警察は本人の供述に基づいて氏名や住所を確認しますが、客観的な裏付けが取れていない段階では、その情報の正確性を保証できません。このため、報道などでは『自称◯◯』といった形で公表されることがあります。つまり『本人はそう名乗っているが、警察としてはまだ確認できていない』という意味です」と説明した。 続けて「身分証がないまま逮捕されることは決して稀ではなく、特に現行犯逮捕ではその場での身元確認が難しいケースもあります」とし、「その場合、捜査の中で身元を明らかにしていく流れになります」と記した。 広末の公式サイトはこの日、「弊社代表取締役の広末涼子が逮捕されました」と発表。「4月8日 静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係社の方に怪我を負わせてしまいました」と経緯を説明し、「被害に遭われた方をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。