静岡県島田市の病院で看護師にけがをさせたとして、俳優の広末涼子(ひろすえ・りょうこ)容疑者(44)が逮捕された事件で、広末容疑者は交通事故を起こす前、立ち寄ったサービスエリアで突然、他人に話しかけるなど不審な行動をしていたことが分かりました。 <竹川知佳記者> 「新東名高速道路上り線、掛川PA降りてすぐの粟ヶ岳トンネルです。3車線あり、見通しは悪くありません」 静岡県掛川市内の新東名高速道路で乗用車を運転中に事故を起こした俳優の広末涼子容疑者。事故の後、本線に出ようとするなど、落ち着きがない様子だったといいます。 広末容疑者は軽いけがをして病院に運ばれました。その際、看護師の女性に対し、足を蹴り、腕をひっかくなどの暴行を加え、けがをさせたとして傷害の疑いで逮捕されました。 病院内では、歩き回るなど落ち着かない様子で、制止しようとした看護師の足を数回蹴ったということです。 警察が実施したアルコール検査では問題はなかったといいます。 捜査関係者によりますと、広末容疑者は事故を起こす前、立ち寄った浜松市内のサービスエリアで突然、他人に声をかけるなど、不審な行動をしていたことが新たに分かりました。「広末でーす」と言いながら近寄っていったとみられます。 広末容疑者は、奈良県での仕事を終えた後、東京方面に戻る途中だったということです。