傷害容疑で静岡県警掛川署に現行犯逮捕された女優の広末涼子容疑者(44)は、前所属事務所側からも心配されていた。 広末容疑者は2023年6月に週刊文春でシェフの鳥羽周作氏(46)とのダブル不倫を報じられ、翌7月にアーティストで夫だったキャンドル・ジュン氏(51)との離婚を発表した。ダブル不倫報道への対応をめぐって所属事務所とミゾができて昨年2月、退所。26年もの間、苦楽をともにした事務所社長と決別した。その後は女優と個人事務所代表の二足のわらじで活動していた。 広末容疑者をよく知る関係者は「ダブル不倫報道直後もメンタル面の浮き沈みが顕著でした。事務所側もコントロールが相当難しかったようです」と指摘。「広末さんはこれまでマネジメントをマネジャーに任せきりでした。彼女が退所した後、事務所側は一人で本当にやっていけるのかと不安に思っていたんです」と話す。 中学生の時にデビューしてすい星のごとく現れ、瞬く間に国民的アイドルに上り詰めた。ただ、2000年7月の誕生日でハタチを迎えた後からたびたび騒動を報じられるようになった。 「広末さんは仕事でフランスを訪れ、現地で生活した時期がありました。ちょうどそのあたりからメンタル面の不安定さを見せるようになったんです」(前出関係者) これは01年春まで撮影された主演映画「WASABI」だ。仏俳優のジャン・レノ(76)と共演した話題作で同年10月にフランスで、02年2月に日本でそれぞれ公開された。 広末容疑者は01年5月、都内で行われた同作の製作発表で突然、涙を見せて報道陣を驚かせた。ただ、本人はのちに一部メディアのインタビューで、製作発表での報道陣からの質問が「残念な内容で悲しくなってしまった」と明かしている。