山梨県昭和町の県営団地の一室で20代の女性が死亡した事件で、警察は9日夜、交際相手のブラジル人の男を殺人の疑いで再逮捕しました。 再逮捕されたのはブラジル国籍のミヤカワ・シジネイ・トキオ容疑者(49)です。 警察によりますと、ミヤカワ容疑者は7日午後10時ごろから翌8日午前9時15分ごろまでの間、自らが住む昭和町上河東の県営常永団地の部屋で女性を殺害した疑いです。 捜査関係者によりますと、ミヤカワ容疑者は「殺したことに間違いない」などと話し、容疑を認めているということです。 また、警察は殺害された女性について、ミヤカワ容疑者と同居していたブラジル国籍で団体職員のイガラシ・エイミさん(29)と発表しました。 イガラシさんの遺体には十数か所の刺し傷があり、警察はミヤカワ容疑者が強い殺意を持ってイガラシさんを殺害したとみて調べています。 犯行に使われたのは部屋にあった包丁とみられ、警察が押収して調べています。 警察は8日夜、自宅にイガラシさんの遺体を放置した死体遺棄容疑でミヤカワ容疑者を逮捕しましたが、容疑を否認していました。