“インフルエンサー政治家”誕生の流れに危機感 ガーシー氏「やったらアカン」「日本にとって良くない」

元参院議員・ガーシー(本名・東谷義和)氏(53)が、10日までに更新された元「青汁王子」こと実業家・三崎優太氏(35)のYouTubeチャンネルに出演。政治家への思いを打ち明けた。 三崎氏と、「幻冬舎」編集者・箕輪厚介氏と3人でトークを展開したガーシー氏。参議院議員を経験したからこその本音を語った。 ガーシー氏は暴露系ユーチューバーとして知名度を高めたあと、22年7月の参院選で初当選。当選以来、国会欠席を続けたため23年3月に除名となった。その後23年6月4日、滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から帰国した際に警視庁が俳優らを脅迫したとして、暴力行為法違反などの疑いで逮捕。インターネット動画で芸能人らを脅したとして暴力行為法違反(常習的脅迫)など5つの罪に問われ、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。 「政治家にならなかったらあそこまでならなかったんですかね」と言われたガーシー氏は「ハッキリ言われた。刑事に。政治家じゃなかったらこんな問題になってなかったと思いますよって…」と、政治家になったからこそ、ここまで大きな騒動になってしまったと振り返った。 政治家については「もう絶対やりたくない」といい「1ミリの得もない」と説明。「損得だけでやるものではないから、政治家って。ちゃんとやりたいことがあって、意志があって、それをやり遂げるんだというものがないと。俺らみたいなのがやったらアカン。俺らみたいなインフルエンサーがやっちゃうと続かへんから」と主張した。 三崎氏も「カジュアルに“政治家になれます”という時代はよくないですよね。日本にとっても良くないと思う。マネしちゃう炎上系みたいな人も出てきて、おかしくなりますよね」と共感した。 昨今、立花孝志氏らが人気ユーチューバー・ヒカルに政治家転身を進めるなど“インフルエンサー政治家”誕生の可能性が高まっているが、ガーシー氏は「そいつらが政治家になって日本が変わるかって言ったら、変わらんから。本当に意味がない。自分がやったからこそよくわかる」と念を押していた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加