高速道路内で衝突事故を起こした女優・広末涼子容疑者に対し、静岡県警は10日、都内自宅に危険運転致傷容疑で家宅捜索を行った。 広末容疑者は7日午後6時50分ごろ、静岡県の栗ヶ岳トンネル内で大型トレーラーに追突する事故を起こした疑いがある。マネジャーとみられる男性も同乗していた。 広末容疑者と同乗者の男性がけがをして、事故現場から40キロ先の島田市立総合医療センターに搬送された。広末容疑者は搬送先の病院で看護師の女性の足を蹴ったり、腕を引っかいたりなどの暴行を加え、けがを負わせた傷害の疑いで8日に逮捕されていた。 当初の嫌疑は看護師への傷害容疑だったが、この日の捜索差し押さえの嫌疑は危険運転致傷容疑。広末容疑者は事故後や病院内、取り調べ中に大きな声を出すなど、パニック状態に陥っており、正常な運転ができたかどうかを調べる必要がある。 危険運転致傷罪となった場合、15年以下の懲役刑の可能性がある。 また運転免許証の通称「違反点数」は「基礎点数45～55点 欠格期間5～7年（治療期間による）」。免許取り消しは「累積15点以上」だけに、容疑が認められれば1発で免許取り消しだ。 なお、捜索は午前11時40分ごろに終了した。