静岡県島田市内の病院で女性看護師に暴行を加え、けがをさせた疑いで逮捕・送検されていた俳優の広末涼子容疑者の勾留が認められました。4月10日午前には警察が広末容疑者の自宅を家宅捜索、違法薬物などは発見されなかったということです。 俳優の広末涼子容疑者は4月8日、島田市の病院で看護師の女性を蹴ったりひっかいたりして軽傷を負わせたとして傷害の疑いで逮捕、送検されました。 <TBS 辻本志郎記者> 「午前10時前です。広末容疑者の自宅にスーツ姿の人が入っていきます」 静岡県警は4月10日午前、都内の広末容疑者の自宅を家宅捜索。家宅捜索は2時間ほど続きました。自宅から違法薬物などは発見されなかったということです。 広末容疑者の勾留は、いつまで続くのかが注目されますが、検察が動きました。家宅捜索などを経て4月10日午後、裁判所に勾留請求をしたのです。 <社会部 大西晴季記者> 「静岡地検浜松支部です。検察は勾留請求の結果、勾留が認められたと発表しました」 地検浜松支部は、請求の理由は明らかにしていません。広末容疑者の勾留は4月19日まで続くことになります。 <LIVEしずおか 松下晴輝キャスター> 広末容疑者の身柄がある浜松西警察署から中継です。伊豆川記者お願いします。 <浜松総局 伊豆川洋輔記者> 4月19日までの交流が認められた広末容疑者ですが、捜査機関・裁判所ともに身柄を拘束し、捜査を続ける必要性があると判断したことになります。逮捕から4月10日で3日となりますが、当初から広末容疑者の勾留がいつまで続くのか注目されていました。 4月10日午前には、県警が家宅捜索を実施するなど、慌ただしい動きを見せる中、午後になって検察が勾留を請求。そして裁判所に勾留が認められました。捜査機関の中では「勾留は認められないのでは」という見方もありましたが、裁判所は勾留を認めました。 一方、広末涼子容疑者をめぐっては、これまでの簡易検査で違法薬物は検出されていないということです。家宅捜索でも違法薬物などは見つかっていないということです。 地検浜松支部は報道陣の取材に対し、勾留請求の理由、そして広末容疑者の弁護士らの対応などは明らかにしていません。