ドゥテルテ前大統領逮捕から1カ月、現職大統領の支持率低下、5月中旬の中間選挙を前に分断深まるフィリピン社会

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ前大統領が2025年3月11日に「人道に対する罪」で逮捕され、マニラ国際空港からオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に移送されてから1カ月が経つ。 政府の対応をめぐり国論は割れ、偽情報があふれて社会は深く分断されている。敵対する陣営の総帥を葬り去ったことでボンボン・マルコス大統領派は政局上、有利な立場に立ったが、世論は前大統領に同情的だ。 ■世界各地で釈放を求める集会

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