福岡県太宰府市の国の特別史跡に土地の所有者の許可なくキャンプ場を開設したなどとして、中国籍の夫婦が起訴されました。 不動産侵奪の罪で起訴されたのは、福岡県糟屋郡に住む中国籍の会社役員、劉暁慶容疑者(41)と夫の李勇容疑者(42)です。 起訴状などによりますと、2人はおととし5月頃から約5か月間に渡り、太宰府市にある国の特別史跡「大野城跡」で所有者に許可を得ず、キャンプ場を開設したなどとされています。 2人が逮捕される前、キャンプ場側はRKBの取材に対し、「市からは口頭で許可を得た」と主張。 一方で市は「許可はしていない」と否定し、何度も撤去するよう指導を行っていたということです。現在もこの“違法キャンプ場”は残されていて、市などが撤去に向けた方法を検討しています。