鹿児島・鹿屋市高齢女性殺害事件 捜査検討会 未解決のまま発生からまもなく3年

2022年、鹿児島県鹿屋市で高齢女性が遺体で見つかった殺人・死体遺棄事件。犯人逮捕に至らぬまま、発生からまもなく3年を迎えるのを前に、11日捜査検討会が開かれました。 池田政昭記者 「事件現場となった被害女性の自宅です。3年が経った今も周辺には広範囲に規制線が張られ、異様な雰囲気は当時のままです」 この事件は2022年4月、鹿屋市永小原町で福山京子さんの遺体が自宅裏の、高さ約6メートルの斜面の下で見つかったものです。 遺体には出血を伴う外傷が複数あり、福山さんの自宅から血痕が見つかっていることなどから、警察は殺人・死体遺棄事件と断定し、鹿屋警察署に捜査本部を設置。 10日までにのべ約3万3000人を投入し、捜査を続けてきましたが、現在も犯人の逮捕には至っていません。 発生からまもなく3年。 事件現場となった福山さんの自宅は、現在も規制線が張り巡らされたまま複数の監視カメラが道路に向けられていて、事件当時の緊張感が漂っていました。 一方、県警本部では11日、捜査本部が置かれている鹿屋警察署とリモートで結んで捜査検討会が開かれました。 県警本部から刑事部長や捜査1課長、鹿屋警察署からは署長や刑事官などあわせて19人が参加。 現在の捜査情報を共有するとともに、今後の捜査方針が話し合われたということです。 捜査本部長を務める鶴田忍刑事部長は、「被害者やご遺族の無念を晴らし、住民の不安解消のためにも引き続き犯人検挙に向けて着実に捜査を進めます」とコメントしています。 事件に関する情報は鹿屋警察署0994-44ー0110で受け付けています。

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