「定期預金を解約して」警察を名乗る男らが70代男性から500万円だまし取る 青森県内で特殊詐欺の被害額は前年同期比25倍

青森県内に住む70代の男性が警察官や検察官を名乗る男らに500万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。 被害にあったのは青森県内に住む70代の男性です。 八戸警察署によりますと2025年3月、男性の固定電話に着信があり、新宿警察署の「志摩」を名乗る男から「特殊詐欺の主犯を逮捕したところあなた名義の口座にもお金が振り込まれている」「あなたに逮捕状が出ている」と伝えられました。 その後LINEアプリでやりとりするよう指示され、検察官を名乗る男からアプリの通話機能で「口座のお金を調べる」「定期を解約して、私が言う口座にATMでお金を振り込んでもらう」と言われ、男性は定期預金を解約後、指定された口座に5回にわたって送金し、合わせて500万円をだまし取られました。 青森県警によりますと、2025年1月から3月末にかけて、県内では「警察を装った」特殊詐欺被害が14件確認されています。 被害額は合わせて約7600万円にのぼり、2024年の同じ時期の25倍となっています。 警察は、LINEなどで犯人と連絡することはないといい、不審に感じたら最寄りの警察署に相談するよう呼びかけています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加