女優・広末涼子容疑者(44)の“奇行”に周囲から「納得」と「驚き」の声が上がっている。 同容疑者は4月8日、島田市立総合医療センターで看護師を蹴るなどしてケガを負わせた傷害容疑で静岡県警に現行犯逮捕された。県警は9日、広末容疑者を送検。10日に勾留が決まった。 それに先立ち、県警は都内の自宅を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで家宅捜索した。同容疑者の身柄は通常10日間、延長された場合は最長で20日間拘束される。その後、検察官が起訴するか不起訴とするかを判断する。 往年のトップアイドル衝撃の逮捕劇――。 誰もが驚いたのは、錯乱状態に陥った広末容疑者の挙動だった。 同容疑者は7日午後6時50分ごろ、静岡県の粟ケ岳トンネル内で大型トレーラーに追突する事故を起こした。その後、事故現場から40キロ離れた島田市立総合医療センターに搬送された広末容疑者は院内を歩き回り、手当てのために追いかけてきた看護師の足を蹴ったり、腕を引っかくなどの暴行を加え、現行犯逮捕された。 「警察の事情聴取でも大きな声をあげたり、手を上げ下げしたり、意味不明な言葉を口走るなど、制御不能だった。この様子から違法薬物の摂取もウワサされたが、薬物検査の結果はシロ。警察は処方薬による副作用の可能性を視野にさらなる捜査を続けています」 とは現場取材するスポーツ紙記者だ。 事故直前に立ち寄ったサービスエリアでは、広末容疑者が人々に 「私、ヒロスエー!」 と呼びかけたり、面識のない人のカラダを触るなどの“奇行”も目撃されている。 一部メディアでは、前夫キャンドル・ジュン氏が広末容疑者の不倫報道を受けて開いた会見で 「2年に1回くらいさまざまな仕事のことで彼女の心の安定が崩れる」 と話していたことを回想し、心身のバランスが大きく崩れたのではないかと伝えた。だが、広末を知る芸能関係者によると 「彼女の紙一重な部分は過去に見てきた」 という。 ◆学校行事にも積極的に参加していた 「10年以上前、舞台で広末と若手俳優が共演。当時の広末はトップ女優で、相手の若手俳優はガチガチに緊張していた。リハーサルに現れた広末さんは塩対応で、その俳優と目も合わせず1回だけ(芝居を)合わせただけで、そそくさと楽屋に戻ってしまった。ところが、本番の共演シーンではビックリするほど密着して、台本にはない手つなぎもしていた。リハと本番であれほど変わる女優はいない」 広末容疑者の自宅には、警察の家宅捜索が入ったこともあり、多くの報道陣が詰めかけた。同容疑者は前々夫との間に1男、前夫キャンドル・ジュン氏の間に1男1女をもうけている。近隣では子煩悩なママとしての姿がたびたび目撃されていた。 「学校行事にも積極的に参加していたし、子どもと一緒に外食に出掛けることもあった。こちらが気づいて会釈すると、きちんと返してくれる子。報道にあるような挙動不審は見たことがない」(60代女性) ママ友同士の交流もさかんで、行きつけの飲食店で開かれる“ママ友飲み”にも積極的に参加していた。 「個室のない普通の飲食店で4~5人のママ友と飲んでいました。広末さんは紹興酒を痛飲して、赤ら顔。学校の話ですかね? 子どもと先生の話で盛り上がり、ゲラゲラと大笑いしていました」(目撃した40代サラリーマン) 広末容疑者はセンシティブな女優であり、どこにでもいる普通のママでもあった。 一連の報道を見て 「危ういのは知っていた」 とうなずく業界人もいれば、 「そんな人ではない」 と驚く地元住民もいる。このミステリアスさこそが「広末涼子」なのかもしれないが――。