現職の町長が逮捕された長崎県北松浦郡佐々町。6月に行われる町長選挙に14日、2人が立候補を表明しました。 佐々町では、町発注の公共工事をめぐり、現職町長の古庄剛被告が官製談合防止法違反などの罪で逮捕・起訴されました。古庄被告は今月中に辞職する意思を示しています。 町長選挙に立候補を表明したのは、次の2人です。 今道晋次氏は佐々町出身の60歳で、先月まで町役場の事業理事でした。今道氏は今回の事件について「遺憾だ。町長逮捕を受けて出馬を決意した」としたうえで、入札制度改革など10の公約を掲げています。 今道晋次氏: 「この困難な状況を乗り越えるために、町職員と一緒になってこの町政の再生を果たさなければいけないという思いで出馬の決意をした」 元町議会議員の浜野亘氏は佐々町出身の69歳で、前回の町長選挙で古庄被告に敗れています。事件を踏まえ望まれる行政運営として透明性を強調しました。 浜野亘氏: 「再挑戦をして佐々町政をきちっと方向性を定めて行きたい。透明性のある行政運営を担っていきたい」 佐々町長選挙は6月10日に告示、15日に投開票が行われる予定です。