小3女児死亡、傷害容疑で義母逮捕 腹部に複数のあざ、日常的に虐待か 北海道・小樽

【小樽】同居する小学低学年の娘を殴ってけがを負わせたとして、小樽署は19日、傷害の疑いで、小樽市の40代の無職の女を逮捕した。娘は、搬送先の病院で死亡が確認された。娘の腹部には複数のあざとみられる痕があり、同署は暴行によって娘が死亡したとみて、傷害致死容疑に切り替えて調べる。同署は日常的に虐待があった可能性があるとみて捜査する。 北海道警察は、女と娘がドメスティックバイオレンス(DV)などの被害者で所在を伏せる必要がある住民基本台帳の閲覧制限支援措置の対象だったとし、「所在が明らかになると、他の家族にも危険が及ぶ可能性がある」として、氏名と年齢、住所の詳細を公表していない。関係者によると、娘は小学3年の9歳だった。 女の逮捕容疑は17日から18日ごろまでの間、小樽市内の自宅で、小学生の娘の腹部を複数回殴ったり、足蹴りしたりするなど暴行を加え、腹部損傷のけがを負わせた疑い。女は「間違いない」と容疑を認めているという。 小樽署の司法解剖の結果、娘の死因は腸管損傷による腹膜炎だった。腹部などには暴行が原因とみられる痕跡や皮下出血が複数あり、同署は繰り返し虐待を受けた可能性も視野に傷害致死容疑に切り替えて送検する方針。

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