交通事故後に搬送先の病院で看護師に軽傷を負わせたとして傷害の疑いで逮捕された女優広末涼子容疑者(44)について、静岡県警が行った薬物検査の本鑑定の結果、違法薬物や睡眠薬などを含めて薬物が検出されなかったことが15日、分かった。事故翌日の8日夜に受けた簡易検査でも大麻や覚醒剤などの反応は陰性だった。 事故を起こす前後に挙動不審な様子もあり、県警は市販薬などが運転に影響した可能性も視野に、より詳細な本鑑定をしていた。10日には、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで東京都世田谷区にある自宅を家宅捜索し、違法薬物が見つからなかったことも確認していた。 2023年に離婚したキャンドル・ジュン氏は広末容疑者について「2年に一度くらいおかしくなる」と精神的に不安定な時期がくることを明かしていた。逮捕報道後、所属事務所は傷害事件を起こした搬送先の病院では「(広末容疑者は)一時的なパニック状態に陥った」と報告。県警での取り調べの際も精神状態が安定せず当初は難航していたといい、不安定な精神状態だったことは明らかだ。 関係者は「今後は心身ともに回復に努めてほしい。誰もが認める才能のある女優なのだから」と復活を願った。被害を受けた看護師とは示談する方向で交渉が進められているという。