去年12月、福岡県北九州市で起きた中学生殺傷事件で、逮捕された容疑者の男が16日午前、2度目の鑑定留置のため移送されました。 ◆記者リポート(小倉南警察署、16日午前) 「平原容疑者が出てきました。深くフードをかぶり車に乗り込みます」 16日から2度目の鑑定留置が行われるのは、殺人容疑などで逮捕されている平原政徳容疑者(44)です。 平原容疑者は去年12月、北九州市小倉南区のファストフード店で、当時中学3年生の男女2人を刃物で刺し、女子中学生を殺害、男子中学生に重傷を負わせた疑いが持たれています。 検察は、4月14日までの約3カ月間、事件当時の容疑者の刑事責任能力を調べるため鑑定留置を行いましたが、「責任能力の有無・程度の判断に慎重を期すため」として、16日から2度目の鑑定留置を行います。 そして鑑定結果を踏まえ、起訴するか判断します。