古舘伊知郎、釈放の広末涼子に静養の勧め 「何者でもない一人の人間として、広末の荷を降ろすなら降ろしてもらって」

フリーアナウンサーの古舘伊知郎が16日、CBCテレビ(TBS系)情報番組「ゴゴスマ~GOGO! Smile!~」にスタジオ生出演。交通事故後に搬送された病院で看護師に暴行し軽傷を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕された女優の広末涼子(44)が処分保留で釈放された件について「何者でもない一人の人間として、広末の荷を降ろすなら降ろしてもらって、静養してもらいたい」などと話した。 広末は16日午前6時20分ごろ、黒服姿で浜松西署前から車に乗り込み、同署を出発した。広末の個人事務所は公式サイトで「被害者に心より深くおわび申し上げます。また、関係者の皆さまにも、ご心痛、ご負担をおかけしたことを真摯に受け止め、誠実に責任を果たしてまいります」と謝罪していた。番組では広末が釈放された件を取り上げ、この日の所属事務所の声明でも広末が「精神的に不安定な状態」であるなどと発表されたことにも触れた。 古舘は、広末の一連の問題を巡って「これでこそ広末」「定期的に物議を醸すことで、ザ・スター広末なんだ」などと無責任な意見が出る風潮を紹介し、続けた。 「そうじゃなくて、人間って生きる上で役柄を演じるじゃないですか、いくつも。自分が親だったり、子どもだったり、国民だったり、市民だったり、いろんな役を演じる。そういう中で、もし10代のときから広末と言われて、スターであったとすると、ものすごくやっぱり、自分の内側に広末という役柄をまといすぎると、ほかとの役柄のきしみが生まれるはずなんですよ」 長らく女優として活動してきた広末の立場に思いを巡らせた。その上で「ここは何者でもない一人の人間として、広末の荷を降ろすなら降ろしてもらって、静養してもらいたいなと。本当に静養してもらって、落ち着いてもらいたいと思うのみです」と話した。 司会の石井亮次アナウンサーは、事故被害者の存在を配慮しつつ「確かに女優さんの仕事で役が抜けないとか、かなり精神のバランスを崩す方もいらっしゃるとか聞いたことがありますね」とフォローした。

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