さいたま市のマンションで女子高校生が殺害された事件で、逮捕された男が働いていた会社の寮から、包丁が1本押収されたことがわかりました。 今月14日、さいたま市のマンションで高校1年生の手柄玲奈さんが刃物で切りつけられるなどし殺害された事件では、会社員の谷内寛幸容疑者が逮捕されています。 捜査関係者によりますと、現場周辺の防犯カメラからは谷内容疑者が手柄さんをつけ回す様子などは確認できず、事件直前、偶然見かけ、犯行に及んだとみられることがわかりました。 谷内容疑者は、事件前、現場周辺を1時間半ほど歩き回っていたとみられています。 また谷内容疑者が働いていた会社の寮からは、使用されたような形跡がない包丁1本が押収されました。 谷内容疑者の勤務先の社長 「2週間ぐらい前から部屋に鍵をつけるように。暗証番号付きの。そのころから見られたくないと意識があって鍵をつけたのかもしれません」 寮の部屋にはキッチンがないことなどから、警察は谷内容疑者が事前に刃物を準備した可能性もあるとみて調べています。