東京国税局は女性用トイレで女性の身体を触った疑いで逮捕された30代の男性職員と、行政文書を無許可で持ち出すなどした50代の男性職員を懲戒処分にしたと発表しました。 停職3か月の懲戒処分を受けたのは、東京国税局に勤務していた30代の男性職員です。 男性職員は去年12月、東京メトロ・日本橋駅の女性用トイレで女性の身体を触った疑いで逮捕され、その後、不起訴となっています。 東京国税局はまた、不適切な事務処理や行政文書などを無許可で持ち出したとして、都内の税務署に勤務する50代の男性職員を減給3か月の懲戒処分にしました。 この男性職員は、納税者から預かった請求書作成に必要な書類を放置した上、発覚を免れるために納税者になりすまして別の請求書を作成し、税務署に提出したということです。 この男性職員は、「不適切な事務処理が上司にばれると怒られると思っていた」と説明しているということです。 東京国税局の北野彰三・広報広聴室長は、「税務行政に携わる公務員としてあるまじき行為で、深くお詫びする」としています。