広末涼子 異例の早朝釈放の理由 菊地幸夫弁護士が推察「普通は留置係はそんなに早く出すのを嫌がる」

弁護士の菊地幸夫氏が、20日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)にVTR出演し、女優の広末涼子(44)の釈放をめぐる静岡県警の動きについて解説した。 広末は7日、静岡県掛川市内の新東名高速道路上り線を運転中に追突事故を起こし、搬送先の病院で看護師にケガを負わせたとして現行犯逮捕された。事故前後の不審な挙動から、県警は危険運転致傷の容疑で都内の広末の自宅へ家宅捜索も行ったが、違法薬物や運転に影響を及ぼすような薬物も見つからず、本鑑定でも陰性の判定だった。広末は16日早朝、処分保留で釈放された。 勾留期間を残した中での釈放。菊地氏は「勾留までいっちゃったら、だいたい最初の勾留は10日間なんです。今回のは10日を使い切るどころじゃない、まだ半分くらいの水曜日に出た。これは普通、ないんですよね」と、異例の早期釈放だったことを指摘。「問題は異常行動だったんですけど、これは傷害と別立てになっているんです。だから、やることもないし、これ以上長く留置している理由がなくなっちゃった」。捜査関係者によると、被害者の看護師との間には示談が成立したといい、菊地氏は「示談したら捕まえておく必要がないですから、釈放したということだと思う」と推測した。 釈放は午前5時56分、勾留されていた浜松西署を出たのが6時20分と、異例ともいえる早朝の釈放劇だった。「普通は、留置係はそんなに早く出すことを嫌がります。他の収容者がまだ寝てますから、その中で所持品を全部返す時の確認とか、着替えとか、メークとかをやっていたら、周りから“うるさいぞ、寝かせろ”なんて話になるので、普通はやりません」と、一般的な釈放の手順などについて説明。「留置係が嫌な早朝に出したのは、遅い時間になればなるほど報道陣が集まってきて大混乱になるということで、朝に出しちゃえということになったと思う」と自身の見解を示した。

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