X、仏検察捜査「政治的動機」と非難 協力拒否へ

[パリ 21日 ロイター] – 米実業家イーロン・マスク氏のソーシャルメディアプラットフォーム「X」は21日、フランス検察当局が「政治的動機による刑事捜査」を開始したことについて、ユーザーの言論の自由を脅かすものだと非難した。同時に、同社に対する全ての申し立てを否定、捜査に協力しない姿勢を示した。 今月初め、パリ検察当局はXのアルゴリズムの偏向と不正なデータ抽出の疑いに関する予備捜査を強化し、マスク氏とXの幹部に対する家宅捜索や証言のための召喚などを警察に許可した。同氏らがこれに従わない場合、逮捕状が発行される可能性がある。 Xはグローバル・ガバメント・アフェアーズのアカウントに「今回の捜査は政治的意図のためにフランスの法律を歪曲し、最終的には言論の自由を制限するものだと考えている」と説明。法的権利を理由にXはフランス当局の要求に応じていないと述べた。 検察官からXに対する具体的な要請はすぐには明らかになっていないものの、司法の要請に従わなかった場合、さまざまな罰則が科される可能性がある。 パリ検察当局はコメントの要請に応じていない。

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