郡山市駅前1丁目の交差点で大阪府の予備校生の女性=当時(19)=が飲酒運転の軽乗用車にはねられて死亡した事故の発生から、22日で3カ月となった。飲酒運転根絶に向けて、県警は同日を中心に、県内全署で大規模な検問や広報啓発を展開した。 福島市の福島署前の平和通りでは午後9時ごろから、署員や県警自動車警ら隊員ら約20人が検問を行い、通行する車を止めて運転手の呼気の検査を実施するなどし、無免許運転の疑いで1人を逮捕するなどした。渋川敬蔵署長は「管内が含まれる福島市内では死亡事故が相次ぎ、飲酒運転も後を絶たない。福島署としては今後も取り締まりを強化していく。交通ルールとマナーを守って運転していただきたい」と話した。 事故を受け、県警は毎月22日を飲酒運転根絶に向けた取り組み強化日として、活動を推進している。県警によると、今年1~3月の県内の飲酒運転による事故の死者は4人、負傷者は17人となっている。