他人に自分の口座の情報を伝えたとして、兵庫県警網干署は23日、犯罪収益移転防止法違反の疑いで、同県姫路市の塗装工の男(47)を逮捕した。調べに「借金を返済するためにヤミ金に売り渡した」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は4月11日ごろ、金融機関に開設した自分名義の預金口座のインターネットバンキングに必要なログイン情報を、通信アプリで氏名不詳の第三者に提供した疑い。 同署によると、男は4月23日に署を訪れ「携帯電話で操作しようとしたが、自分の口座が使えない」と訴えたという。事情を聴いている中で、何者かに口座情報を伝えたことが発覚した。