クラシックカー投資詐欺、56億円集めたか 修理販売店の元社長、30億円以上返済せず 兵庫県警が再逮捕

兵庫県警捜査2課と西宮署は1日、詐欺の疑いで、神戸市東灘区のクラシックカー修理販売店「スタークラフト」(破産)の元社長の男(42)=東京都渋谷区=を再逮捕した。県警は、男がクラシックカーの売買に関する投資名目で約56億円を集めたとみているが、30億円以上が返済されていないという。 再逮捕容疑は2023年4月28日と5月1日、東京都の男性会社役員(46)に「クラシックカーを買い取り、修理して高値で売る。投資してくれれば8カ月後に6・7%を上乗せして返す」などと持ちかけ、計1億4400万円を振り込ませ、だまし取った疑い。調べに「弁護士と相談してから話す」としている。 県警によると、男は20年から同様の投資を募り、約70の個人、法人から資金を集めていたという。別の男性会社役員(西宮市)からも昨年2~3月に約4億円をだまし取ったとして、今年9月に詐欺容疑で逮捕されていた。 多くのケースで男はクラシックカーを仕入れていなかった疑いがあり、県警は集めた金を別の投資家への返済に充てていたとみて調べている。

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