怪しい電話、海外からかも 詐欺の「かけ場」、アジア4カ国で摘発

特殊詐欺では近年、詐欺の電話をかける拠点「かけ場」を海外に置く犯罪グループがあり、警察に摘発されている。ミャンマー東部では国際的な特殊詐欺の拠点の存在も明るみに出た。「海外で高額な報酬の仕事をしませんか」と甘い誘いに乗り、事件に巻き込まれるケースも増えてきている。 警察庁によると、日本の警察が逮捕した海外拠点の特殊詐欺グループのメンバーは、2019年16人▽20年18人▽21年19人▽22年0人▽23年69人▽24年50人――と推移。23年の逮捕者には、「ルフィ」などと名乗る指示役として広域強盗事件に関わったとされる4人が含まれている。 24年は、交流サイト(SNS)上で著名人らになりすまして投資を誘うSNS型投資詐欺を含めて、カンボジアやベトナム、フィリピン、タイの4カ国10拠点が摘発された。逮捕された50人は、うその電話をかける「かけ子」や実行役を勧誘する「リクルーター」らだった。 今年に入り、ミャンマー東部で中国系犯罪組織によるものとみられる特殊詐欺の拠点が現地当局に摘発された。日本人の高校生らが働かされていたとされ、警察庁は現地当局と連携をとり、さらに特殊詐欺の海外拠点の摘発を進めていく方針。【山崎征克】

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