4月10日、麻薬に指定されている「ケタミン」約5キロをスーツケースに隠しフランスから密輸入したなどとして84歳のフランス国籍の男が逮捕されました。 土橋奏太記者「男はスーツケースの底を二重にしてケタミンを隠していたということです」 麻薬取締法違反などの疑いで逮捕されたのは、フランス国籍で無職のヴィレディ・ジョン・ジョセフ・マリー容疑者(84)です。 ヴィレディ容疑者は4月10日、営利目的で麻薬に指定されている「ケタミン」約5キロをスーツケースに隠して日本に密輸入したなどの疑いが持たれています。 警察と税関によりますと、ヴィレディ容疑者は、4月9日(現地時間)にフランスを出発。翌10日に福岡空港の税関職員が、ヴィレディ容疑者のスーツケースを調べたところ、中から「ケタミン」が入ったポリ袋が見つかったということです。 福岡県警によりますと、県内で摘発された「ケタミン」の量としては、過去最多ということです。 取り調べに対し、ヴィレディ容疑者は「ケタミンという麻薬が入っているとは知りませんでした」などと話し、容疑を否認しています。