今年2月から4月にかけて、札幌市西区の50代の女性が、厚生労働省や警察などを名乗る男らから1800万円相当の暗号資産をだまし取られました。 警察は詐欺事件として捜査しています。 警察によりますと、札幌市西区の50代の女性は、2月27日厚生労働省の職員を名乗る男から「保険金が悪用されています」などと電話を受けました。 その後、警察官を名乗る男や検察官を名乗る男からも電話があり、「キャッシュカードが犯罪に使われているかもしれないので現金を確認する必要がある」「あなたのカードがマネーロンダリングされている」「逮捕状が出ているため保証金2000万円が必要」「だから他の人には話さないように」などと言われ、暗号資産の口座開設を指示されました。 話を信じた女性は、指示通りに3月から4月15日までの間に、3回にわたって、あわせて1800万円相当の暗号資産を指定された口座に送金したということです。 送金後、女性が同居する家族に相談したところ、詐欺の可能性を指摘され、25日警察に届け出ました。 警察は、詐欺事件として捜査するとともに、身に覚えのない電話には詐欺を疑い、警察相談電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。