秋田県発注の道路工事を巡り、県職員の男と工事業者の社長と社員が逮捕された贈収賄事件で、警察は28日、3人の身柄を秋田地方検察庁に送りました。 送検されたのは、県建設部建設政策課の主幹・齊藤一人容疑者(56)と、青森県の工事業者、大成産業の社長・長谷川武哉容疑者(81)。この会社の社員の御所野富雄容疑者(77)です。 齊藤容疑者は、県秋田地域振興局建設部で班長をしていた2022年度に県が発注した道路補修工事を巡り、工事で設置する柵を金属製から大成産業が扱う木製に変更させ、さらに別の工事でも大成産業が業務の再委託先となるよう便宜を図り、見返りに長谷川容疑者と御所野容疑者から現金200万円を受け取った疑いが持たれています。 齊藤容疑者は、受け取った200万円を飲食代などに充て、すでに使い切ったとみられています。 警察は、捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。