【四日市】新型コロナウイルス対策の助成金を不正に受給したとして、三重県警四日市南署は28日、詐欺の疑いで、鈴鹿市一ノ宮町、三重労働局元非常勤職員森本利彦容疑者(53)と四日市市七つ屋町、海上運送会社「タカトモ」代表岡孝典容疑者(48)を再逮捕した。 逮捕容疑は令和2年7月―8月、同社の従業員を休業させたように偽装した同年5月分の書類を提出し、三重労働局から雇用調整助成金(雇調金)と緊急雇用安定助成金計約147万円をだまし取った疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。 同署によると、森本容疑者は当時、三重労働局の非常勤職員で、社会保険労務士として同社と顧問契約を結んでいたという。2人は同年4月分の雇調金など約72万円を不正受給したとして、今月8日に詐欺容疑で逮捕されていた。