新宿の無人スタジオから現金を盗んだ容疑で23歳男を逮捕 7店舗で被害、関連を捜査

無人レンタルスタジオに設置された料金箱から現金を盗んだとして、警視庁新宿署は建造物侵入と窃盗の疑いで、住所不定、アルバイト、森田那藍(なおい)容疑者(23)=別の建造物侵入と窃盗未遂の容疑で逮捕=を再逮捕した。「生活するためのお金が必要だった」と容疑を認めている。 再逮捕容疑は5日午後11時15分ごろ、東京都新宿区のレンタルスタジオ「BUZZ 新宿コンシェルジュ」に侵入し、スタジオにあった料金箱から現金約6000円を盗んだとしている。 署によると、森田容疑者はスタジオにあった約80センチの棒状の配線カバーを取り外し、その先端に自分で用意した粘着テープを付けて料金箱に差し込み、現金を盗んでいたという。スタジオは24時間営業で会員登録制。インターネットなどを通じて予約し、ドアの解錠はアプリで行う。森田容疑者は、無施錠になっている入り口などを狙って侵入したとみられる。 森田容疑者が料金箱を物色する様子を、レンタルスタジオを運営する法人が防犯カメラで確認。5日に渋谷区内にある別のスタジオで被害があり、法人の社員らが新宿区内で森田容疑者を発見して警察に身柄を引き渡していた。 3月上旬以降、同法人の運営する7店舗で総額50万円以上の被害が確認されているといい、署は関連を調べている。

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