小中高生の約2割がSNSやゲームを通じ“知らない人”とやりとり 「殺す」のチャットで逃げ出した中学生も 東京都の調査

今や子どもも使う「スマートフォン」。東京都の調査で、スマホなどを持つ子どもの2割が、SNSやゲームを通じて「知らない人とやりとりした経験がある」ことが明らかになりました。 もはや手放すことができない「スマートフォン」。小学生も… 小学4年生の息子を持つ母親 「(息子は)小学1年生から持っています」 「子どもだけで友達と遊ぶときに持たせてる」 東京都の調査では、スマホを持っているのは中高生で9割を超え、小学生でも4年から6年の5割近くが持っているということです。 どんな使い方をしているのでしょうか? 中学2年生 「SNS」 母親 「あとはLINEとかで連絡とったり」 中学2年生 「ゲーム」 母親 「部活の後、連絡とったりとか」 街では「SNS」や「ゲーム」との声が多く聞かれましたが、それらが“知らない人”と出会う“きっかけ”になることも。 先月、東京の女子高校生(16)を殺害した疑いで、愛知県一宮市の無職の男が逮捕された事件。離れた場所に暮らす2人が知り合うきっかけとなったのは、「オンラインゲーム」でした。 都がスマホなどを持つ小中高生の保護者を対象に行った調査では、およそ2割が「子どもがSNSなどで知らない人とやりとりしたことがある」と回答しました。 中学1年生 「(ゲームで)チャットをして、『こんにちは』とか話しています。『殺す』とかいうチャットを打たれて、びっくりしてすぐさま抜けました」 高校1年生 「(知らない人とやり取りは)ないです。やっぱり知らない人だと怖いみたいな」 中学2年生 「女の子の友達が50歳くらいの男の人とゲームしていて、危ないなと」 中学1年生 「(知らない)人と話しながら協力して(ゲームを)やっています。知らない人だからこそ話したりすることが色々あるから、それはそれで結構楽しい」 都は、「保護者がスマホの利用を制限・管理するなど、利用環境を整えることが必要だ」としています。

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