3月、県内の女性(80代)からキャッシュカードを盗み、現金25万円を引き出したとして、霧島市の女(57)が窃盗の疑いで逮捕されました。女は闇バイトの受け子と出し子と見られ、「お金を借りたくてネットで探した」と話しているということです。 逮捕されたのは霧島市国分重久の無職、野元真美容疑者(57)です。 警察によりますと先月27日、県内に住む女性(80代)の自宅に「警察のワタナベ」と名乗る男から、電話がありました。 （警察の「ワタナベ」と名乗る男） 「10年前の詐欺事件の犯人を捕まえたが、別の犯人があなたのお金をだまし取ろうとしている。女性の警察官を向かわせるのでキャッシュカードを渡してほしい」 その後、野元容疑者が女性の自宅を訪れ、女性が準備していたキャッシュカード3枚を封筒に入れて印鑑を押させたということです。 野元容疑者は女性に席を立たせた隙に別の封筒とすり替え、そのうち1枚を使って霧島市内の金融機関のATMから現金25万円を引き出し盗んだ疑いが持たれています。 野元容疑者は闇バイトの「受け子」と「出し子」と見られています。 調べに対し容疑を認めていて、「お金を借りたくてネットで探した」と話しているということです。